アーリートラウマ

アーリートラウマについて

アーリートラウマ(発達性トラウマ)は特に、幼少期の早い段階において発達上有害になる経験をすることで生じるトラウマのことを指します。胎児の時から有害な経験を無意識に受けるケースも、報告されています。

私たちはこの世に生まれた瞬間から「経験」を通して、5才位までの間に自己の「性格」基盤なるものを構築します。
経験をすることで、喜び、悲しみ、罪悪感や、恐れ、後悔等、様々な感情を記憶していくのです。しかし、これらの「経験」が必要な時、必要な経験として、丁度いい量と質を得られていない場合、「トラウマ」として、残ることになります。


■ 幼少期における人格構築(キャラクター形成)の思考プロセス

ストレスもトラウマもない子どもは、第一段階において、自分自身でいる喜びを味わいます。
これが「本来の自分」です。

第二段階で、様々な衝撃、苦痛を体験します。
子どもはそのままの自分ではいられない事を認識するのです。

第三段階ではこの体験に反応し、反抗心、怒りなどの苦痛の感情が芽生えます。

そして第四段階で、防衛反応が生じ、他者の思い描く人格を築き本来の自分とは異なる新しい人格を構築していきます。

第三段階から第四段階へのステップで誤ったプロセスを踏んだため次へ移行できなかった時、人は「トラウマ障害」を引き起こします。
つまり、衝撃的体験に類似する体験をした時、何度も第二から第三段階を繰り返し、反抗し続け、怒り続ける等の感情を味わい苦しむのです。

これがトラウマのロジック(論理)です。

また、幼少期の発達段階においてトラウマを受ける要因の1つとして、まだ幼い子どもをかかえている両親が受けた圧倒される出来事がきっかけになる場合があります。
両親がキャパシティに対して、あまりにも大きすぎる、多すぎる、スピードが早すぎる出来事によりトラウマを体験します。直接的にトラウマを体験していない子ども本人がこの両親に大きく影響を受けるケースがあります。


■ アーリートラウマ(発達トラウマ)による調節障害

アーリートラウマは、類似体験をきっかけとして、生理的、感情、感覚、行動等が一般的な基準値へ戻らない調節障害を引き起こします。

重度な症状もありますが私たちは少なからずこの幼少期のトラウマの影響を受けていると言えるでしょう。わたしたちは知らないうちに潜在意識の中にこのアーリートラウマを抱え、慢性的なストレスで本来の自分を忘れていることがあるかもしれません。

BMMIではアーリートラウマからの脱出を助け、私たちの新しい内的経験による自発性をサポートしていきます。お悩みの方、ぜひご相談ください。

ページ上部へ戻る